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改善請負人カイゼン塾

このページはカイゼンのヒントが次第に増える仕組みです。
楽しみにサイトを訪問してください。

カイゼンの館
キャディ祭
歩く距離を少なくするにはキャディを使うのが一番。 アチコチに工具を取りに行くのはムダな動きです。 『動き』を『働き』に変えるのがカイゼンですから、キャディに工夫があれば、ずいぶん楽になります。
全国のメカニック仲間に工夫の数々を披露してもらいました。
・	ジャンル8:キャディの小道具

自動車整備用キャディも工夫次第で使い勝手がどんどん良くなります。ホームセンターや自動車整備用工具のインターネット通販で探してはいかがでしょう。既製品では得られない、すばらしい「マイ・キャディ」に仕上がります。


 
 
 
 

ボックスセットの収納も、これがあれば完璧

外した部品もマグネット皿があれば紛失防止。

マグネットバーでメガネレンチの揺れ止めはバッチリ。
ドライバー立ては必須アイテム。いろんなタイプが通販ページに花盛り。

 
 
 
 

数本の工具を持ってキャディを離れるときも、工具トレーがあれば、工具を床置しなくていい。

ホイールキャップも、床置はみっともない。ちょっとしたフックでお見事。

検査ラインのライト調整用ドライバーは、歩かなくても良いところに常備。
スプレー缶は集めてプラボックスに入れると便利。100円ショップも目が離せない。

 
 
 
 

キャディの上面は使用中の工具と部品の仮置き台。そして汚れ落しのバットが威力を発揮する。
バットの底には人工芝生が効果満点。

インパクトレンチは鉄製の輪を取り付けることで、便利に抜き差しできる。

キャディに小さなゴミ箱を取り付け、部品の空箱などゴミを捨てる。まとめて捨てに行けば良いから、歩行が激減。
タイヤデプスゲージやブレーキパッドの厚さゲージなど小物はマジックテープやマグネットで止めて紛失防止。
・	ジャンル7:航空機整備用キャディ
航空機の整備にあこがれるメカニックも多いはず。自動車以上に整備ミスが許されない世界ですから、工具もキャディも、そしてその管理も一味違います。空の整備士の世界をちょっと覗いてみましょう。

収納庫外観 工具収納の仕方 工具の種類 工具の管理
 
 
 
 

外観は自動車整備工場でも使っているローラーキャビネット、つまり「工具収納庫」から工具を取り出して機内の整備作業をすることが多いようです。工具は共用工具が中心で、病院の手術のように、チームワークと工具の紛失防止を重視しています。「空の安全は整備から」という志の高さを感じます。

工具の収納を見て驚きます。どの引き出しを見ても、その工具の形をした下敷きの置き場が設けてあって、戻し場所が一目で分かります。
誰かさんのキャディのように、工具が積み重なっているようなことはなく、必ず1段重ねになっています。

サイズの違った工具がきれいに並んでいます。どんなサイズの部品にもピッタリな工具を使うことが求められていますから、サイズの種類は想像以上。
病院の手術と同じく、工具を機内に残すことは許されません。収納庫から取り出したら、収納庫の上にある名札を取って、工具あった場所に置く仕組みです。整備が終わって工具の員数確認のときに収納庫の引き出しに名札が残っていれば、全員で機内を探します。さすが、安全第一の管理です。

驚いたキャディ
整備工場で、ごく普通に見かけるキャディもあれば、目を丸くして驚くキャディもあります。作業に適したキャディに比較すると、重いから動かさない、工具が多く整理整頓されていない、探す・選ぶ・どかすの動作を伴うといった使い難さが共通点です。

満艦飾 世帯道具 探す・どかす・選ぶ ローラーキャビネット
 
 
 
 

軍艦が万国旗などで飾り立てた様を満艦飾というが、これは見事な満艦飾。上のほうに見えるのはドライバーの仲間で43本もある。観察記録の過去最高。重くてとても動かない。

雨傘もあり、このキャディさえあれば日常生活にも不便がなさそう。どこかホームレスの人たちの必需品にも似ている。野宿に必要な家財道具一切を載せるリヤカーのようだ。
ごく普通に整備工場で見かけるキャディ。「探す・選ぶ・どかす」がセットになったキャディで、稼動分析では工具取り置きの時間が取りに歩く時間も含めると、1日90分のレベル。半分になれば1時間近く早く帰れる。
キャディの上面に、工具類がどっしりと座っているのが特徴。重くて動かせないし、作業中に工具の仮置きや交換部品を上面に置くこともできないので、工具保管庫とも呼ばれる。

興味深いキャディ
全国の整備工場を回っていると、エッ、これは面白いと感心する道具があります。風変わりなキャディもそのひとつです。興味を惹かれじっと観察することもしばしば。たまたまカメラに収めてしまいました。

タンスキャディ ベビーカーキャディ 廃品利用キャディ 調理用品キャディ
 
 
 
 
まるで家具、引き出しを開けると、今にも真っ白いシャツが出てきそう。キャスターがついていても、ドッコラショと重い。こだわりの道具入れ。
ベビーカーに赤ちゃんがいると思ったらバッテリーが鎮座。キス掛けのケーブルも搭載されて立派なキャディの仲間。
土台は古タイヤ、廃油受けは使用済みペール缶と廃品利用。車輪が付いてどこにでもスイスイ。世界に誇るモッタイナイのセンス。
調理場で見かけるボウル、タンク、パイプ、どれもステンレス製で清潔感一杯。油で汚れがちなエンジンオイル交換用ドレーンタンクだからこその一品。

作業別専用キャディ
車検・点検作業用キャディの搭載工具では、点検用工具を中心に絞ったため、一般修理やご用命作業で工具や機器が不足します。共用工具置き場などになんども往復することが出てきます。また床面での分解作業や、離れた作業台までの歩きをカイゼンする狙いから、作業別専用キャディを利用することで大きな成果が期待できます。作業別の代表はエンジンオイル交換キャディです。

エアコン作業キャディ1 エアコン作業キャディ2 電装作業キャディ LLC交換作業キャディ
 
 
 
 
バキュームポンプ、マニホールドゲージ、リークテスターなど、エアコン作業をするときに必要な工具類はすべてセットしてある。
思い切って充填タンクを備えたものもある。少々重いので、頑丈なキャディを使いたい。
簡単な電装作業はこれで万全。テスター、配線、ハンダ作業セット、ターミナルキット、圧着ペンチ、圧着端子類など、同時に使うものを次第に増やせば良い。
既製品のオートチェンジャーもあるけど、手作りの便利さもある。廃液入れ、フルードチェンジャー、ジョッキの他に、交換部品、専用工具、リークテスターがあると便利。

足回り作業キャディ 足回り作業シーン 研磨作業キャディ 洗車作業キャディ
 
 
 
 
ブーツの交換やキャリパーの作業など、足回り整備ではつい床面作業をやってしまうが、このキャディがあると便利この上ない。お客さまの印象も大切。キャディの下段に充填用のグリースも見える。
ドライブシャフトのブーツを交換中のメカニック。写真上は床面作業。下は専用キャディを使用して、ストライクゾーン(メルマガ参照)での立ち姿が気持ち良い。
BP作業にもキャディは有用だ。研磨作業に必要な道具類を搭載することで、1時間ピットから離れなかったという匠(たくみ)もいる。まとめ置きの効用も大きい。
ガソリンスタンドなど、洗車作業の多いところでは必須アイテム。洗車場は決まった場所にあるので、キャディがなくても固定棚ですませることもできるが、いちど使うと止められない。
車検整備用キャディ
車検1台を整備するのに、2,334m歩いたメカニックがいました。なんども工具を取りに行ったからです。キャディをいつもそばに置いているメカニックは1,110mの歩きでした。車検・点検用のキャディは基本作業に必要な工具だけを搭載します。ときおりの不足の工具があれば、ローラーキャビネットや特殊工具置き場に取りに行けば良いのです。ずいぶん歩行が減ります。

軽量 キャディ上面作業台 ゴミ箱付 万能
 
 
 
 
メカニックがいつも連れて歩くには軽さが必要。車輪は大きくて4輪とも自由輪キャスターが必須アイテム。
工具がどこにあるかひと目で探せることが欠かせない。最上段は使った工具や取り外した部品を置くために空けておくこと。
車検・点検を始めたらストールから1歩も出ないためには、部品の空き箱などを入れる小さなゴミ箱も必需品。
ブレーキフルードの廃液やドラムに溜まったダストを受けるので床が汚れない。取り外したタイヤが置ける。万能キャディ。

応用 駆動 キャディの位置 試作品
 
 
 
 
タイヤが置ける。ドラムが置ける。少々重くても大きな車輪なら大丈夫。
タイヤがエアシリンダーで上下するので、脱着が容易な最高級キャディ。
作業の最適ゾーンは立ち作業で正面位置。キャディは最適位置の下に置くのが最も理想的。
キャディを考えるときは、やってみることが一番。ダンボールやガムテープを使って、一番使いやすいものを考える。

エンジンオイル交換用キャディ
廃油缶を壁際から持って来て、メガネレンチを工具箱から取り出し、エレメントレンチは共用工具置き場、エレメントは部品庫、ワッシャーは作業台の引き出し、次回の交換日を記すステッカーは事務所・・・と、エンジンオイルを交換するメカニックは、およそ450歩も歩いています。歩行距離を50歩以下にするのがエンジンオイル交換用キャディのすばらしさです。

ドレーンタンク利用型 廃品利用型 多頻度交換専用型 クイックルブ専用型
 
 
 
 
エンジンオイル交換をするときに使う工具をドレーンタンクにぶら下げています。すぐにでも改善できるところが魅力です。
土台は古タイヤ、廃油受けは使用済みペール缶と廃品利用です。車輪が付いてどこにでもスイスイ。周りに各サイズのフィルターカップが相撲取りのまわしのようです。
さあ始めるぞ!とスタートしたら、絶対にキャディから離れない多頻度交換に適したキャディです。交換時に使用する工具類はすべて搭載、ウエスやビニール手袋、ワッシャーなどなど幅広く。
カー用品量販店のピットで使われているオイル交換作業専用のキャディです。使い方が乱雑なところは大きく減点ですが、キャディの柱を利用して長物工具がうまく収納されている工夫は、さすがトヨタ系です。

多頻度交換専用型(作業を始めたら離れないキャディ)のバリエーション
 
 
 
 
エレメント表やよく出る新品エレメントを搭載している点に注目。
素朴だが、廃油受けタンクを載せており、ドレーンタンク不要な点に注目。吊り下げたステーカーが印象的。
ドレンボルトの締め付け用にトルクレンチを搭載しています。「締め付けトルク4ニュートンOK」と声出しができるとお客さまは感動。
新しいエンジンオイルを入れるジョッキが搭載されています。前段取りで準備しておけば、笑い話にもならない怖い「入れ忘れ」を防止できます。
エンジンオイル交換キャディの詳しい作り方は書籍研修でお手伝いしています。
他業種の仲間たち
さまざまなキャディの仲間たちが他の業種でも使われています。最初は整備工場以外で使われているキャディの紹介からです。

病院清掃用 飛行場ビル清掃用 床屋用 食堂のお盆置き用
 
 
 
 
必要な道具がすべて収納。清潔と機能が第一です。
たくさんの人が集まるところ、美しさが第一。そして遠くまでの移動が楽なこと。だから車輪が大きい。
移動距離は少ないので車輪は小さい。狭いところなのでコンパクトなキャディながら搭載の品数は多い。
これもキャディの仲間。重いお盆を運ぶだけでなく、お盆の数が少なくなると、取り易いようスプリングで上に昇ってきます。


カイゼンの館に掲載された工夫をさらに知りたいときは、次のページをどうぞ。
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